

Introduction
iri(イリ、1994年3月15日 - )は、日本のシンガーソングライター。神奈川県逗子市在住。
経歴
高校生頃より音楽の道を志し、高校時代は部活動に入らずにボイストレーニングに励んでいた。
大学生になり、自宅にあった母親のアコースティックギターを独学で学ぶと、アルバイト先であった老舗ジャズバーでの弾き語りライブで本格的に音楽活動を開始。主にジャズ・バンドとのセッションを行っていた。
2014年、雑誌「NYLON JAPAN」と「Sony Music」が開催した合同オーディション『JAM』にて、「ミュージック・パフォーマンス部門」グランプリを獲得。
2015年2月、ニューヨーク留学を経た後、関口シンゴの『繋いだ未来 feat. iri』に作詞・歌唱で参加。同曲は映画『テラスハウス クロージング・ドア』の劇中歌に抜擢された。
2016年、ドノヴァン・フランケンレイターの来日公演でオープニングアクトに抜擢。これを皮切りに、「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO」「OCEAN PEOPLES 2016」「SUMMER SONIC 2016」などの夏フェスに出演して注目を集めると、同年10月、1stアルバム『Groove it』でビクターエンタテインメントのColourful Recordsよりメジャーデビュー。iTunes Storeにてトップ10入り、ヒップホップ/ラップチャートでは1位を獲得した。
2017年3月22日、1stシングル『Watashi』をリリース。同曲がNike Womenの「わたしに驚け」キャンペーンソングに採用された他、自身はApple Musicの春のキャンペーン広告にSuchmosやKANDYTOWNらとともに起用された。4月には、コリーヌ・ベイリー・レイの6年ぶりの来日公演にてオープニングアクトを務めた。また、新人ながら「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2017」や「Corona SUNSETSFESTIVAL」など多数の夏フェス、イベントへの出演を果たし、11月17日にはデビュー1周年を記念して渋谷WWWXにて初のワンマンライブ『iri One Man Live 2017』を開催。 同22日リリースのEP『life ep』で再びiTunes Storeのヒップホップ/ラップチャート1位を獲得した。
2018年2月28日、2ndアルバム『Juice』をリリース。3月には自身初となる全国ツアー『iri 1st Tour 2018』を開催した。8月、2ndシングル『Only One』をリリース。表題曲である「Only One」は国際ファッション専門職大学のCMタイアップに起用された。12月、自身初の自主企画イベントである『iri presents Night Dream 2018』を東京・名古屋・大阪の3会場で行った。
2019年3月6日、3rdフルアルバム『Shade』をリリース。なお、収録曲の『Wonderland』がSONY WALKMANのキャンペーンソングに起用された他、ミュージックビデオがYouTubeにて全編公開された。4月には、自身最大規模となる全国ツアー 『iri Spring Tour 2019 “Shade”』が、5日の東京公演を皮切りに、札幌、高松、梅田、名古屋、仙台、浜松、広島、福岡の9会場で行われた。
5月には自身初となる中国ツアーが予定されている(上海、北京、西安)。
人物
ヒップホップ、ジャズ、ボサノバなどの流れを汲んだ曲や、ヒップホップ的かつ詩的ながらもメッセージ性の強いリリック、ソウルフルでリヴァービーな歌声を特徴とし、ジャンルレスな音楽を展開するシンガーソングライター。楽曲制作では、シンガーソングライターが複数のプロデューサー陣と共同で作り上げていくという欧米ではスタンダードなスタイルを取っている。
もともとは主にPUSHIMや久保田利伸のようなブラックミュージックの色が濃いJ-POPを聴いていたが、最も影響を受けた音楽には中学生時代に聴いたアリシア・キーズの「If I Ain’t Got You」を挙げており、声をコンプレックスとしていた時期であったことから「アリシアの曲を聴いたり歌うようになって自信に変わった」と語っている。その影響もあり、もともとは「歌い上げるタイプのシンガー」に憧れていたが、後に聞くようになったヒップホップなどの影響から現在ではヒップホップ的な言葉遊びやR&B的なソウルフルな歌い方を取り入れている。
弾き語りを始めたきっかけは、七尾旅人や向井秀徳の「ギターを片手に淡々と語るように歌うスタイル」に憧れたことであり、言葉遊びに興味を持ったのも2人のスタイルに影響を受けてのことであるという。
歌手を目指す上で協力的であった母親を尊敬する人に挙げている。
評価
- 2ndアルバム『Juice』に参加した水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミは「メロディセンスの良さ」を高く評価しており、WONKのHikaru ARATAは「背伸びしていない等身大な 素の『歌』『声』」をiriの魅力であるとしている。
- 「TOKYO MUSIC ODYSSEY 2017」で共演した向井太一は、声に惹かれてiriの音楽を好きになったと語っており、「スモーキーな声」の他にも「やり過ぎないデジタルとアナログの融合したサウンドや歌詞とフロウのヒップホップ的なアプローチ」を評価している。
- 俳優の松重豊は、自身のラジオ番組『深夜の音楽食堂』(FMヨコハマ)で、iriがゲスト出演した際に「ひと“みみ”ぼれをした」と語っている。
- Sexy Zoneの菊池風磨は、パーソナリティを務めるラジオ番組『らじらー! サタデー』(NHKラジオ第1)にてiriの楽曲を度々リクエストするなど愛聴しており、その縁からSexy Zoneの6thアルバム『PAGES』ではiriが楽曲を提供した。
ディスコグラフィ
アルバム
| 発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | レーベル | 収録曲 | チャート最高位 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| JPN | JPNCD | |||||||
| 1st | 2016年10月26日 | Groove it | CD | VICL-64655 | Colourful Records | 詳細
|
70 | 187 |
| 2nd | 2018年2月28日 | Juice | CD+DVD<初回限定盤> | VIZL-1310 | Victor Entertainment | 詳細
初回限定盤DVD
|
51 | |
| CD<通常盤> | VICL-64926 | |||||||
| 3rd | 2019年3月6日 | Shade | CD+Tシャツ<完全生産限定盤> | VIZL-1537 | Victor Entertainment | 詳細
初回限定盤DVD
|
||
| CD+DVD<初回限定盤> | VIZL-1538 | |||||||
| CD<通常盤> | VICL-65134 | |||||||
シングル
| 発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | レーベル | 収録曲 | チャート最高位 | 収録アルバム | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| JPN | JPNCD | JPNRadio | ||||||||
| 2015年8月8日 | 会いたいわ/ナイトグルーヴ | CD | DSMA-0474 | Sony Records | 詳細
|
— | — | — | Groove it | |
| 1st | 2017年3月22日 | Watashi | CD<初回限定盤> | VICL-37258 | Colourful Records | 詳細
|
46 | 103 | 2 | Juice |
| CD<通常盤> | VICL-37259 | |||||||||
| 2017年11月22日 | life ep | CD | VICL-64902 | Colourful Records | 詳細
|
88 | Juice | |||
| 2nd | 2018年8月29日 | Only One | CD<初回限定盤> | VIZL-1404 | Victor Entertainment | 詳細
|
93 | Shade | ||
| CD<通常盤> | VICL-37406 | |||||||||
プロモーションシングル
| 年 | タイトル | チャート最高位 | 収録アルバム | |
|---|---|---|---|---|
| JPN | JPNRadio | |||
| 2016 | rhythm | 84 | 8 | Groove it |
脚注
出典
- ^ “SPIN.DISCOVERY vol.04 出演アーティスト 5. iri”.Spincoaster (2017年9月26日). 2018年4月8日閲覧。
- ^ “iri、初のワンマン・ライブに5alckも飛び入り出演 来年3月には1stツアーの開催も”.Spincoaster (2017年11月19日). 2018年4月8日閲覧。
- ^ “PROFILE”.iri OFFICIAL WEBSITE. 2018年4月8日閲覧。
- ^ “iri Profile”.ビクターエンタテインメント. 2018年4月8日閲覧。
- ^ “Iri いり”.CINRA.NET. 2018年4月8日閲覧。
- ^ “iriの記事まとめ”.音楽ナタリー. 2018年4月8日閲覧。
- ^ “【第23回】松重豊×iri”.FMヨコハマ (2017年3月8日). 2018年3月17日閲覧。
- ^ INTERVIEW (2018年3月1日). iri. インタビュアー:Takazumi Hosaka. Spincoaster.. https://spincoaster.com/interview-iri 2018年4月8日閲覧。
- ^ “iri、NikeWomen 「わたしに驚け」キャンペーンソング発売決定”.OKMusic (2017年1月31日). 2018年4月8日閲覧。
- ^ “iri、自らの世界観を確立した初の全国ツアーから東京公演をレポート”. SPICE.イープラス (2018年3月22日). 2018年4月8日閲覧。
- ^ iri『Groove it』妖艶なピンク色に染まったリリース・パーティ、内向的な人間が示す強かな決意とは Billboard JAPAN 2017年2月21日
- ^ インタビュー (2017年2月23日). 向井太一 × iriが語る、ポップスとR&B/HIPHOPが接近した世代観「フロウの感覚に近さがある」. インタビュアー:杉山仁. Real Sound.. http://realsound.jp/2017/02/post-11472.html 2018年4月8日閲覧。
- ^ SPECIAL (2017年2月24日). iriがNIKEキャンペーン曲に込めた「女性」ヘのメッセージとは. インタビュアー:三宅正一. CINRA.NET.. https://www.cinra.net/interview/201702-iri 2018年4月8日閲覧。
- ^ 特集・インタビュー (2018年2月23日). iri「Juice」特集3ページ目. インタビュアー:天野史彬. 音楽ナタリー.. https://natalie.mu/music/pp/iri/page/3 2018年4月8日閲覧。
- ^ 特集・インタビュー (2018年2月23日). iri「Juice」特集4ページ目. インタビュアー:天野史彬. 音楽ナタリー.. https://natalie.mu/music/pp/iri/page/4 2018年4月8日閲覧。
- ^ Sexy Zone 菊池風磨からラブコールを受け、iriが楽曲提供 構成などに見られる“らしさ”を考察 Real Sound 2019年3月22日